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ビールとテクノロジーと、あと何か。

油切烏龍

 油切烏龍の広告を見てると、むしろ脂っこいものが食べたくなってしまうというのは、広告としては果たして成功なのかどうか悩むところ(笑)

 こいつに含まれているTACC成分というやつは、特許登録されているのだけど、そいつの請求項をみると(ちなみに、出願されている特許はぜんぶ、特許庁のページから検索できたりする)、

【請求項1】 グルカゴン分泌亢進作用を有するアミノ酸類の少なくとも一種、キサンチン誘導体の少なくとも一種、およびチアミン化合物の少なくとも一種を含有する飲食品。 【請求項2】 グルカゴン分泌亢進作用を有するアミノ酸がアルギニン、アラニン、ロイシンまたはそれらの飲食品として許容される塩である請求項1記載の飲食品。 【請求項3】 キサンチン誘導体が体脂肪分解作用を有する化合物である請求項1記載の飲食品。 【請求項4】 キサンチン誘導体がカフェイン、テオフィリンまたはテオブロミンである請求項1記載の飲食品。 【請求項5】 チアミン化合物がエネルギー代謝に必要な化合物である請求項1記載の飲食品。 【請求項6】 チアミン化合物がチアミン(ビタミンB1)、チアミン テトラヒドロフルフリル ジスルフィド、O-ベンゾイルチアミン ジスルフィド、S-ベンゾイルチアミン モノフォスフェートまたはそれらの飲食品として許容される塩である請求項1記載の飲食品。 【請求項7】 チアミン化合物がチアミン塩酸塩またはチアミン硝酸塩である請求項1記載の飲食品。 【請求項8】 実質的にカロリー性甘味料を含有しない請求項1記載の飲食品。 【請求項7】 シェイプアップ飲料である請求項1記載の飲食品。

となっていて、まあ何のことやらという感じではあるのだけど、それぞれの化学物質は別に発明でも何でもなくて、それを配合するとダイエット効果があるということが発明なわけですね。つまり、ダイエット効果があるということに新規性がある、と。こう考えると、特許というのも、ヒラメキみたいなものが必須というわけじゃあなくて、地道な調査を続けていくことでで取得できるんじゃないかと、ちょっと思ってしまったりするわけです。