給与所得者的、農耕民族的。

 月曜日は気が重い。果てしなく重い。
 ので、虚偽の事実をでっちあげて、定時で帰ることにした。あやうく、午後7時から3時間、などという非人道的な会議に出席させられそうになるところだった。終わった頃には、よい子は寝る時間だっつの。

 どうにも周囲の様子が険悪なので、というのは、あれこれ厄介事が煙を吹いて発火寸前になっているので。ワタシとしては、非力ながら消火につとめているのだけど、長年の火の不始末がたたっているのかどうか、一向に消えそうにない。

 そのうちバックファイアが襲ってきそうで、そうなったら早い時間に帰宅することもままならなくなるわけで。いっそ消えない火ならば、爆発するまで放っておくほうが、その後の消火活動まで体力温存(笑)できて、合理的かな、と判断しているのだった。ううん、これって、給与所得者的発想。

 そのうち、恵みの雨が降って、煙もどこへやら、消えてしまうことを期待しつつ、明日もさっさとおうちに帰ることにしよう。ううん、これって農耕民族的発想。