あー、はい、買ってしまいました。
もともとApple Online Storeで予約してたんですが4週間かかるとか意味不明の表示がでたので、銀座のApple Storeに突撃したら在庫があるんだとかいうんで即決。散財。
これでiPhone、iPad、MacのすべてがRetinaディスプレイになって宅内フルRetina化計画完了、と(あとiTVが来たらテレビもRetina化するのかしら)。
例によって例のごとく適当に思ったことをあれこれ。ちなみに購入したのはローエンドモデルを英語キーボード化したもの。
- やっぱりRetinaディスプレイはすばらしい
- スクロールとかは爆速ではない
- キーボードは浅い
- 発熱は今のところ気にならず、でもって意外と静か
- MagSafeは前のほうがいい
- それでこの値段
iPhone 4Sの326dpiと比べるとMacBook Proは220dpi。Retinaと言っても少し劣るんじゃないかと思ってました。でもそんなことはなく、アイコンや文字は実に精細に表示されてくれます(液晶パネルにギリギリまで近づいて目を凝らすと、もしかするとiPhoneよりは若干粗いかな、という気がしなくもないようなするような、という程度。一般的な距離感で見ているぶんにはまったく気になりませんな)。
標準では、2880*1800を仮想的に1440*900と取り扱って表示してくれます。仮想的に1920*1200とかにスケーリングも可能ですが、いまのところ必要性を感じるほどではないです(Safariとかなら、普通にフォントサイズを調整すれば綺麗にスケーリングしてくれますものね)。
文字表示も綺麗ですが、Mission Controlとかでウィンドウを縮小したときや、画像やpdfをサムネイル表示したときにも、Retinaの綺麗さは発揮されます。サムネイル状態のままでもかなりの内容を読み取れたり。自炊書籍なんかも、よりすっきりと表示されるようになりました。
なお、Retina非対応アプリケーションは悲惨なことになります。時間が解決してくれるとは思いますが、ReederとKindle対応はよ。Safariで表示される画像なんかも、縦横2倍に引き延ばされた状態になるので、かなり残念になる場合もありますが、こちらはまあ我慢できる範囲。
Kelper積んでますが、だからといって画面表示が爆速というわけではありません。ときどき、思い出したようにSafariのスクロールで引っかかりを感じるときがあります、ときどきですが。2880*1800を引っかかりなく処理するのはさすがにGeForce GT 650Mでも荷が重いのか。
Apertureとかで画像を見る分には、遅いとかそういうことはないので、2880*1800を1440*900に変換するところでの課題かも。
キーボードの打鍵感は浅めで、正直好みではありません。完全に好みの問題ですが。ワタシは打鍵が強めなので、指先に反発を感じてしまうのです。厚さ18mmの筐体であれだけバッテリを積めば、キーボードに割ける容積は少なくなりますので仕方ないのはよくわかりますが。
まあ、総じてApple製品のキーボードに多くを求めるのは無理なのが正直なところ。デザイン優先で打鍵感とかは後回しにされている気がします。
これだけパワフルなマシンですので、発熱だけが心配ですが、とりあえず数日利用した感じでは熱いとかそういうことはなさそう。ツインファンが効いているのかどうか。まあ、日本の夏でどうなるかはわかりませんが。
前任のMacBook Airがよく発熱でえらいことになっていたので、まあそれに比べれば、という感じ。
上記のとおりツインファン搭載ですが、ファン音がうるさいということはなさそうです。MacBook Airで負荷を掛けると結構な爆音になってましたが、それもなさそう。
電源のMagSafeは、またまた形状が変更になり、初期型のT字型(筐体に垂直に刺さるタイプ)に逆戻りしてしまいました。前のタイプ(筐体に水平に寄り添うタイプ)のほうが絶対にスマートだったのに、なんで戻してしまったんだろ?
こればかりは解せないところ。
5年前のAppleなら初代MBA並に40万円ぐらい吹っ掛けてもおかしくなさそうなスペックですが、ローエンドで18万円台というのは、円高が進んだのかAppleが学習したのか。正直、この値段で出されると他のメーカーは難しいよなあ。
というわけで、Appleの初物に手を出したにしては、まあ意外なほどにトラブルにはなっていません。ひさびさによい買い物をしました。