Genius

 どうでもいいけど、WordPressのテーマを変えてみた。あと、UNIQLOCKは、さすがにロードにかかる時間が大きいので、泣くなく外してみる。

 で、本題。

アップル – iTunes – iTunes 8の新機能 (apple.com)

 毎年9月恒例ということで、新しいiPodが登場しましたが、nano以外は大幅な変更なしということで、昨年みたいな七面倒くさいレビューはやりません。nanoについて言えば、さすがにphattyという批判への対応をきっちりとやってきたということでしょう。9色のカラバリだの加速度センサーだのはやりすぎのような気もしますが、圧倒的なシェアを他社に奪われないようにするには、他社の付け入る隙を塞ぎつつ、かつ飽きられないようにしないといけないのでしょう。

 で、同時発表のiTunes8のウリであるところのGeniusなんですが、やっぱり精度がユルいのは否めないところで、ありえねえ、という選曲をしてくれます(1/6の夢旅人黒烏龍茶の歌を一緒に聞きたいとは到底思わないのですが)。所詮が機械的な判断なので、仕方ないといえば仕方ないのですが、向かうところは正しいと思うので、ぜひともアップルにはこの方向を突き詰めていってほしい。まあ、とりあえずはiTunes Storeに登録されていない楽曲でも、きちんと認識するところからかな。
 内部の仕組みについては、あまり明確に開示されていない見たいだけど(AV Watchにざっくり書いてあった)、Google Page Rank的な発想に近いみたい。Page Rankにおける被リンク数とGeniusにおける再生回数、Page Rankにおけるリンク元コンテンツの重要度とGeniusにおける同時視聴の履歴(プレイリストとかiMixとか)の関係は、確かに似ているといえば似ている。あ、あとiTunesの場合は、ユーザが付与したレート情報も使えるかも。

 と、いうことは、Googleがクロール数を拡大するのと同じように、Geniusもユーザからのデータの収集が増えれば、かなり精度が増してくるということか。 とりあえず数か月後の状況を見てみましょうか。あと、どうでもいいけど、SMEは早いところiTunes Storeに進出してくること。GeniusでもSME系の楽曲だけが仲間はずれにされているような気がするので(EMIみたいにさっさと手放せばいいのにねえ)。