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ビールとテクノロジーと、あと何か。

きょうもいちにち

 Cocoaと戯れる。ADCから最新のDevTools(Dec. 2002)をダウンロードしてインストール。このツールの不安定さは相変わらず。  適当にコントロールを貼りつけてインタフェイスをとって実装、というところまではなんとかできるようになってみる。それなりにアプリケーションを作ってみて、どうでもいい処理をしてみる。  Interface BuilderのUIがなかなか、ある意味直感的なのだけど、methodとactionをマウスドラッグして結び付けるというのが不思議な感じ。あらかじめ考えておかないと、わけわからないことになってしまいそうだ。

 統合開発環境にもMSとAppleの性格が現れていたりして、なかなか興味深い。MS謹製のVisualStudio(.NETは見たことないので6.0のことになるけど)は、とにかく機能を詰め込めるだけ詰め込んでみました的なところがあって、一通り触ってみるには不自由しないようにはなっている(さすがMS)。のだけど、突っ込んだことをしようとすると、そのうち何がどう絡んでいるのかわからなくなってしまうのだけど、とりあえずカタカタやってるとなんでかわからないけど出来上がってたりする(笑)。出口の見えない鍾乳洞。我に光を。

 逆にApple(というかNeXTSTEPですな)は「統合」開発環境にもかかわらず随分とシンプルだけど独創的なインターフェイスでもって、簡単なことは簡単にできてしまったりする。だから、どうにでもできそうな感じがするのだけど、いざややこしいことに取りかかろうとすると、あらかじめ練り込んでおかないとあとで投げ出すしかなくなってしまうようなところがある(って、プログラミングはすべからくそうか)。そこの境界を見込んでおかないと、デスマーチを招きかねないような感じ。あなどると恐ろしい雪山登山。ご利用は計画的に。

 どっちもたいして変わらないような書き方だけど(笑)、どっちがいいかと言われると、個人的にどうこうするにはDevToolsのほうが使っていて気楽かもしれない。もっとも、商売でつかうとなるとVisualStudioのほうがいいだろうなあ。商売じゃあ、動けば勝利、だもんねとりあえず(笑)

 …とかいうハナシは大半のひとには興味のないことだろうけど、なにせ商売道具のハナシなのでつい。