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ビールとテクノロジーと、あと何か。

iPod Classic & iPod Touch 実物も見ずにファーストインプレッション

アップル - iPod + iTunes (apple.com)

 新型が出ました。商品カテゴリはついに4種類になってしまいましたが。以下、それぞれについて寸評を。ちょっと長いので、Read moreのほうに。

iPod shuffle

 …といっても、とりあえずカラバリの変更だけですか。  (PRODUCT) REDがShuffleにも登場したので、それは魅力かも。

iPod nano (3rd Generation)

 より「太った」nano。"phatty"なんていう表現も(ほんとうは"fatty"と言いたいんだろうが)見かけられましたが、確かにデザイン的にはいささかどうかというバランス。いま、ワタシの手元には2G nanoがありますが、こっちのほうが取り回しは便利なような気がします(幅52ミリというのは、一般的な日本の携帯電話よりも心持ちふとめな感じ。ちなみに現行nanoは幅39ミリ)。  機能的にはビデオ再生が可能になりましたが、どんなに頑張っても8GBしかありませんので、音楽のライブラリのぶんを考えると、実際のところ、どれだけの動画を持ち歩けるのかと… ひとつ観終わったらプレイリストを入れ替え? そんな面倒な。  ということで、ビデオ再生機能はオマケ程度と思ってればいいかも。

iPod classic (6th Generation)

 「水曜どうでしょう」と同じくiPodにもclassicが登場。というか、基本的な機能的には従来のiPodと同じですね。デザイン的にも従来のiPodを踏襲したものであり、バランスも均整がとれているので、nanoの"fatty"ならぬ"phatty"なフォルムを見たあとだと、何とも安心できます(笑) Cover Flowが使えるようになっていますが、あの小さい画面でCover Flowしても一覧性は高くないような… そのあたり実用的なのかどうか気にかかります(まあ、従来型のインターフェイスでも困らないんだけど)。  しかしまあ160GBモデルが登場するとは。160GBをライブラリで埋め尽くすことができるユーザーがどれだけ居るのかは不明ですが、これだけあれば、もはや何にもおそれるモノはないというところでしょうか。しかも連続再生時間40時間!  これの80GBモデルは、従来の30GBモデル並みの薄さになっているのがいいですな。あと、さりげなく再生可能なビデオのビットレートが高くなっているのが素晴らしい(3G nanoのビデオ再生機能は、5.5Gと同じようです)。

iPod touch

 個人的には(少なくともiPhone欧州展開完了までは)出ないだろうと思っていたiPhone電話抜きモデル。Wifi+SafariでどこでもiTunes Storeにアクセス可能という末恐ろしい仕様。あわててiPhone個人輸入された方はご愁傷様… ていうか、どう考えてもiPhoneと競合しないか?  機能の大半はiPhone登場時に紹介されていたものですが、改めてJobsのプレゼンを見ると、やっぱり凄い。あと(たぶん米国だけなんだろうけど)Starbucksでいま掛かっている音楽をすぐにWifiで参照・購入可能というのもツボ。

 容量は8GB/16GBということで、ハイエンド側iPodの棲み分けは、ライブラリを全て持ち歩きたいのか否か、という一点で明確になっています。死んでもライブラリを全部持ち歩きたいならclassic、そうでなくてもいいのなら先進機能搭載のtouch、という感じでしょう。  個人的には、外出先でWifiを捕まえられる環境が、まだまだ日本では少ないし(自宅で使うかねえ?)、外出先からSafariでどうこうしようという気分にならない(過去の経験から、ワタシはフルキーボードがないと日本語が書けないようです…)ので、iPod touchは見送りにしてclassic 80GBですかねえ… って、買い換える予定もカネもないんですが(nano売ってclassic買う? いや、でも今のnano気に入ってるし)。

 touchでひとつだけ、どうしても気になるのが日本語入力ですが、Engadget Japaneseの「匠の底力を見せて貰おうか増井俊之!」っておい。

(19:57追記)  Impress Watchによると、iPod Touchでの日本語の入力は可能なようです。iPod Touchスペックシートにも

International keyboard support for English, UK English, French, German, Japanese, Dutch, Italian, Spanish, Danish, Finnish, Norwegian, Swedish, Polish, and Portuguese

と記載されておりました。