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ビールとテクノロジーと、あと何か。

大、妙

 この週末は京都。

 京都に5年間住んでながら、大文字の送り火というものを見たことが実はなかったりする。ちょうどお誘いをいただいたので、週末1泊2日で京都小旅行。

 夕方の6時ぐらいに京都入り。道路はどうにも混雑してそうで、バスだと身動きがとれなくなりそうだったので、タクシーで集合場所まで。運転手さんが頻りに観光化してしまった送り火祇園祭を嘆いているのがおもしろかった。「いやね、あれだけ人が集まってくるなかで、ひとりでも先祖のことを思い出して手を合わせる人がいればいいんですけどね」 …はい、どうもすみません。

 すでに京都入りしていた面々と合流、まずは焼肉を(笑) 特段旨いとかいうわけではないのだけど(新幹線代を含めたら、赤坂あたりでどれだけ美味しい焼肉が食べられることか…)、独特の脂ぎった雰囲気と、あとヱビスビール飲み放題というわけのわからないシステムが何故か周囲で好評。  たいていの面々は半年振りなのね。

 某ビルの3階から大文字と妙と舟形を眺める。見てて最初に思ったのが、京都の空って、暗いんだなと。東京は真夜中でもネオンとか照明が明るすぎて、ああいうふうに綺麗に文字が浮かび上がらないんじゃないかと。  100万人以上が住んでいる都市なのに、あれだけ夜が暗いというのは、やっぱり普段からの努力というか、街を保存しようという意思が働いているのかな、と思ったりして、やっぱり京都はいいところだな、と離れて3年経ってから思う次第(笑)