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Mac OS X Lionをインストールしてみた

 Mac OS X Lionを手元のMacBook Air (Late 2010)にインストールして気づいた点について備忘録的に。

iTunesiPod classicと同期してくれない(どころかハングアップする)  iTunesがやっとのことでCocoa化されたことは喜ばしいのですが、iPodと同期してくれないのは困ります。同期してくれないだけならまだ当面我慢もできますが、そのままハングアップしてしまうのはどういうことだ。  Support Communityを覗いたら、iTunesHeplerがおかしいだの何だのとあったので、普通にiTunesだけを再インストールしてみると、なんとなくうまくいっている模様(ただ、トラブルの過程でiPod側が破壊されてしまったので、復元して再度ライブラリを同期するという苦行の最中ですが)。  Ejectしたときも、デスクトップ上にはiPodが亡霊のようにマウントされたままで、その後再接続しても反応しません。  /Volumes/ls -alF すると固まって帰ってこないので、マウント周りでかなりどでかいバグがありそう。

・ATOK2009がサポート外になってしまった  命の次に大事なATOK様が動作しないのはどうしようもありません。これは素直にお布施を払って ATOK2011に上げるしかありません(ATOK2009も悪さはしていないような気がするものの、何があるかわからないので)。  ワタシの環境では、とりあえず動作しなくなったソフトは、これだけでした。

トラックパッドのスクロール方向は「自然じゃない方」に。  今回もっとも極悪な改訂と思われるトラックパッドの二本指スクロールの向きを「自然じゃない方」に、即座に変更。  このUIはないわー。  カイシャではWindows 7、自宅ではMac OS X Lionなので、家とカイシャでスクロールの向きが違ったら頭が爆発します。

・Mission ControlとLaunchPadは、トラックパッドに最適化されすぎ  今回のUIの目玉かもしれないMission Controlですが、操作ルール(アプリ内の移動は2本指、アプリ間の移動は3本指)をしっかり覚えたうえでトラックパッドで操作するぶんには問題ないのですが、マウスやキーボードで操作しているときには、直感的でない感じがします。とくに、Dashboardからデスクトップに復帰するところなどは、トラックパッドであれば3本指スワイプですが、マウスだと、右下の矢印をクリックするしかありません。気づかないって。

・新しいスクロールバーは、基本的にはいいけれど  iPhone風の新しいスクロールバーですが、オサレな感じで、基本的にはいいのですけれど、ひとつだけ困ったのが、Dashcodeでソースコードを書いているとき。いまファイルの上部なのか下部なのかが、一目ではわからずに困りました。  このUI、文書を読むときには、邪魔にならないのでいいかもしれませんけど、文書を書く(とくに推敲する)のには、ちょっと向いてないかもしれません。

・スリープからの復帰に難あり  スリープから復帰したときに、ふつうは無線LANの接続も復帰しますが、いっけん復帰したように表示されているのに、コネクションは切れているままになっています(手動で再接続すればつながる)。たぶん、ただのバグなので、10.7.1で解消すると期待。

 基本的には、穏当な進化だとは思うのですが、iPodまわりとかは、もう少しなんとかならんものかと。